『寺田政明』展
- 2012.10.30 Tuesday
- 20:06
制作活動をしてると、どうしても疑問が生じてきます。
煮詰まったらインプット。他の芸術作品を観て何かを感じに行くといい。
ちゅーわけで、北九州市立美術館分館でやってる
「生誕100年『寺田政明』展」へ、ぷらっと足を運んでみました。
北九州八幡の出身の画家なので、私のテーマと重なる部分を、
すこーーーーしだけ感じました。
廃物に対する高揚感を持った人かと思う。
それがさ、展覧会最後のテーマが『装丁』・・・。
昔のものだから惹かれるものはなかったんだけど、
なんか、いいかなって。絵を描きながらでも、装丁続けてもって。
私の中では、デザインはデザイン、商業的なもの。
絵画は絵画、芸術。
デザインをするときは、言語的な思考と整頓が必要で、
絵を描く時は、感性的なバランスと自我が必要なんです。
日や時期によってどっちをやりたいってテンションがあるが、
両方をちょこちょこ切り替えるのは、私には不可能で、同時にはできない。
デザイン、今の私の場合は『装丁』には締め切りがあり、
受注すれば、テンションが...ともいかないので、なるだけお断りし、
絵画の制作に専念できるようにと考えていました。
しかし、絵画の思考の部分が、本の内容であるわけで、
テーマをもらえども制作活動ということに変わりないことに気づかされました。
現代は、装丁にPCでの制作を手段としてるということで
生み出し方が直感的にできないっていうだけで。。。
その辺を自分の中で折り合いつけて、装丁も続けようと思います。